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 わが彼女へ「内田光子のモーツァルトは、1980年代録音のCD、近年のNHK放映録画では馴染みだが、生は初体験で、きっとわが人生で最初で最後! 聴き逃せない演奏会です。 A席 18,000円・・・高いけどネ♪」

 当直明けの2023/11/7(火) 15時までの勤務契約を活かして、智頭15:23発の特急Sはくと号に乗車

三宮で、演奏会前、このところの定番で、中華丼(税込850円)を食べた。ノンアルコールで、軽め!

 マーラー・チェンバー・オーケストラ Mahler Chamber Orchestra(MCO)は、創設したクラウディオ・アバドの指揮などの演奏を、NHK-BS放映・録画でかなり聴いて、実力の高さは承知済だった。
客席に背を向け、ピアノの鍵盤の前に座した内田光子が立ち上がり、モーツァルトのピアノ協奏曲第17番の冒頭を聴き始めて、初めての生演奏MCOの澄んだ心地良い演奏に即納得。内田光子が座して、ピアノが響き始めると、至上の世界に浸り得た。
 モーツァルトのピアノ協奏曲の演奏では、間違いなく世界トップ水準と確信♪(今のウィーンフィルで、ハテ、モーツァルトを指揮するのは・・・!今は昔のカール・ベーム・・・:浅学の身にて・・・)
前半二曲目は、チェロ以外の弦は立っての演奏。途中、ファゴットが非舞台上から響き、間もなく、フルートと共に、2階席下手奥・上手前に譜面台を置いて演奏しているのに気付いた。自席(2A-24)から、顔を左右に向けて、確認した。
 日本初演の現代曲で、室内オケといえども、合わせるのに高度な技術と共に、演奏者が一体感を強固とした際に Bravo!に至る。ステージ上の弦(Vn 8+6、Va 5、Vc 4、B 2)25人は基より、バンダのフルートとファゴットは、距離が離れることで、難易度が高まる。少なくとも自席においては、演奏は完璧だった。
選曲については、内田光子の考えも入っていたと確信する(したい)が、モーツァルトのピアノ協奏曲2曲に挟まれたことで、対比感が際立った。
 日頃、現代曲には関心を抱かない身ですが、「作曲者ヴィトマンによる室内オーケストラのためのコラール四重奏曲」は記憶しておこう。
 再び、内田光子のモーツァルト:わが人生において、最初で最後の至上の演奏だったと確信します。
73歳余の身において、今後の余剰人生で、ハテ、同程度の生演奏を聴く機会に恵まれれば、自己満足・自己肯定感を高める「強運の恭さん」だと、再三再四ですが、感謝することになります。11/8 記

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